利尻ヘアカラートリートメントは他の白髪染めトリートメントよりは色落ちしにくいですが、それでも多少は色落ちします。
また「汗で色落ちするか」については、汗よりも日常の「紫外線・シャンプー」のほうが色落ちに対しての影響は大きくなります。
汗をかいて色が抜けるというよりも、抜けた色素が汗に混じって流れてくるため、汗によって色落ちしたと感じためです。
ただ、そもそも白髪染めトリートメント全般に色落ちはありますし、美容院で染めたヘアカラーでも色落ちは防げません。
そこで、このページでは「なるべく色落ちしないようにする方法」と「染めた後に退色を防ぐ方法」をまとめました。
\\利尻ヘアカラートリートメント全4色で染めた画像を掲載しています//
利尻ヘアカラートリートメントで白髪染め|全色で染めた毛束画像公開中
もくじ
利尻ヘアカラートリートメントの色落ちを少なくする方法
このページでは、色のついた水が出てくることを「色落ち」として説明していきます。
日常生活で色が徐々に抜けることは「退色」として、退色は後の見出しで解説しています。
利尻ヘアカラートリートメントで染めてからなるべく色落ちを防ぐには、
- 乾いた状態で染める
- 放置時間を長くする
- 染めた後にシャンプーする
といった方法があります。
染めた後に色のついた水が出てしまう原因は「色素が髪に十分吸着できなかった・カラー液に含まれる染料が髪や頭皮に残ったままになっている」ことが挙げられます。
そのため、染めているときになるべく染料のノリがよくなるように工夫したり、染めた後に余分な染料を取り除くことが大切です。
乾いた状態で染める
利尻ヘアカラートリートメントは「濡れた髪・乾いた髪」の両方に使用できますが、乾いた髪に染めたほうが色落ちが少なくなります。
利尻ヘアカラーはヘアマニキュアなので、髪の内部で化学反応を起こすわけではないので、水で薄まっていない乾いた髪に使用したほうが染料のノリがよくなるからです。
公式サイトには「濡れた髪に使用するのが基本」と書いてあって、例外で「乾いた髪にも使用できます」と書かれています。
しかし、染めた後に色のついた水が出てくるのが嫌な方は、乾いた髪に塗るようにしたほうがタオルやマクラが汚れる心配が減るのでオススメですよ。
放置時間を長くする
公式サイトには「放置時間10分でOK」と書いてありますが、色々試した結果では20~30分は置いたほうがいいと思いました。
放置時間を長くすると「より濃く染まる」のは知っている方も多いと思いますが、時間をかけて染めたほうが色素の吸着がよくなります。
利尻ヘアカラートリートメントは時間を長くしても脱色作用・刺激物質が入っていないので、髪が明るくなったり痛んだりすることはありません。
せっかく染めるのにすぐに流してしまうと染まりが悪くなるだけじゃなく色落ちの原因にもなるので、最低でも20分は置いてから流すようにしましょう。
染めた後にシャンプーする
利尻ヘアカラートリートメントは濡れた髪に使用する場合はお湯ですすぐだけでOKですが、乾いた髪に使うなら染めた後にシャンプーしたほうがいいです。
乾いた髪に染めると濡れた髪に塗ったときよりも濃く染まるので、後でシャンプーして少し色が落ちても問題はありません。
それに、シャンプーしない場合はどれだけすすいでも多少は色落ちしてしまうので、色落ちで汚れたものを洗う手間などを考えるとシャンプーは必須かなと思います。
染めた後に色水が出てくるのが嫌なので、私は「乾いた髪に塗る+染めた後にシャンプーする」の組み合わせで白髪染めしています。
(濡れた髪に使用する場合はこれでもかとすすぐようにしてください)
利尻ヘアカラートリートメントの退色を防ぐ方法
利尻ヘアカラートリートメントで染めた髪色をなるべく維持するための「退色防止」には、
- お風呂から上がったらすぐに乾かして、濡れた状態で放置しない
- 水気がなくなるまでしっかりドライヤーで乾かす
- 洗浄力の弱いアミノ酸シャンプー・カラー専用シャンプーを使う
- 紫外線を防ぐスプレーを髪に使う
- プールや海になるべく入らない
などの方法があります。
こちらは利尻ヘアカラートリートメントだけじゃなくてヘアカラー全般に言えることですが、綺麗な髪色を維持するためにはとても大切なことです。
一つずつ解説していきますので、すぐに取り入れられる方法から行ってみましょう。
お風呂から上がったらすぐに乾かして、濡れた状態で放置しない
髪の毛は水に濡れると膨らんでキューティクルが開くようになっています。
この状態を膨潤と呼び、膨潤した状態は髪が痛みやすく、色が抜けやすい状態になります。
利尻ヘアカラートリートメントは髪表面を染めるので中の色素が直接抜けることはありませんが、髪が痛むとそれだけ退色しやすくなってしまいます。
お風呂から上がったら濡れた状態のままでいないで、すぐにドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。
水気がなくなるまでしっかりドライヤーで乾かす
髪が長いと半乾きの状態でドライヤーの使用を止めてしまう方が多いですが、半乾きも退色する原因になります。
ドライヤーをずっと使っていると重くて手に負担がかかりますが、なるべく水気がなくなるまでドライヤーで乾かすようにしましょう。
普段は半乾きで止めてしまう方は、ドライヤーを軽いものに変えたり、風量が強くて比較的すぐ乾くものを使用すると楽になりますよ。
また、髪が長い方はタオルで出来る限り水気をとると、その後のドライヤー時間が短くなるのでオススメです。
洗浄力の弱いアミノ酸シャンプー・カラー専用シャンプーを使う
市販のシャンプー剤は「低コストで泡立ちがよくなる成分」が使われているので、やたらと洗浄力が強くなっています。
そのため、必要な栄養・油分を取ってしまうのはもちろん、さらに染めた後の染料まで洗い流してしまうのです。
最近はドラッグストアなどでも「アミノ酸シャンプー」という低洗浄力タイプのシャンプーが販売されるようになりました。
洗浄力は強ければいいわけではないので、汚れを洗い流せる程度の髪に優しいシャンプーを使うようにしましょう。
また、値は貼りますが「カラー専用シャンプー」を使うと、より退色を防ぐことができます。
紫外線から髪を守る工夫をする(帽子・スプレーなど)
紫外線は髪の表面を傷つけるだけじゃなく、キューティクルの隙間から髪の内部に入ってメラニン色素を脱色させるような強い作用もあります。
せっかく利尻ヘアカラートリートメントで染めても、紫外線が降り注ぐ場所に長時間いると、髪のダメージと共に退色も進んでしまいます。
髪が短い方は帽子をかぶれば紫外線対策はバッチリできますが、髪が長い方は「紫外線防止スプレー」などを使用しましょう。
髪専用の紫外線スプレーがドラッグストアなどで販売されているので、見かけたら使用を検討してみてください。
染めた直後にはプール・海には入らない、入るなら後で染め直す
プールの塩素や海水は髪色を退色させてしまうので、染めた後すぐに入ると一気に色が抜けてしまいます。
プールや海には、
- 髪の毛のPH(酸性・アルカリ性)が変化してしまう
- 髪が濡れた状態で長時間いる
- 紫外線を長時間浴びる
など、退色してしまう原因がいくつもあります。
プールや海に入るなら染めた直後は控えるようにして、入るなら後で染め直すようにしましょう。
染める頻度・間隔を短くすれば常に綺麗な色を保てる
利尻ヘアカラートリートメントを使っていく上で「色落ち・退色」は少なからずしてしまいます。
そのため、発想を逆転させて「色が抜けた分だけ染め直して色を足してあげればいい」と考えてみましょう。
利尻ヘアカラーは1回の毛染めでしっかり濃く染まるので、他の商品よりは染める頻度・間隔があいても綺麗な色を保ちやすくなっています。
それでも1週間に1回ぐらいは染めるようにしたほうが、より綺麗な髪色を維持できるようになりますよ。
おすすめの染める頻度は、
- 白髪がたくさんある使い始めの状態 ⇒ 3日連続で染める
- しっかり白髪に色が入っている状態 ⇒ 1週間に1回染める
のように、白髪の染まり具合・残っている量に応じて染める間隔を変えることです。
白髪がしっかり染まっていて新しく生えてきた部分がそれほどない状態でまた染めてしまうと、どんどん髪色が暗くなってしまいます。
髪の色は日常生活の中で少しずつ抜けていくものなので、染め直しは色が抜けた分を足すイメージで行うと綺麗に仕上がりますよ。
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